【手順説明】「石けん作りで電子レンジが使えない」→ 大丈夫です(ココアバターも湯煎で溶けます)

最終更新: 2018年12月1日



著書『石けんだけで肌はきれいになる』では

キッチンソープを除いて

全てのレシピに「ココアバター」

または一部で「シアバター」を使っています。


真夏でも固いままの「ココアバター」は

電子レンジで溶かしてしまうのが

一番簡単で時短になるため(↑写真の手順2)

著書では電子レンジを使ったやり方を

紹介しています。



また飽和脂肪酸が豊富で

熱で傷みにくいオイルについても

やはり電子レンジでの温度調整を

紹介しています。(↑写真の手順5)

(飽和脂肪酸が豊富なオイル:ココナッツオイル、パームオイル、パーム核オイル、ココアバターなど)


おそらく、手作り石けんの工程で

「温度調整」の必要がある箇所は

「湯煎」で行われることが

これまで多かったと思います。


そして「ココアバター」の出番も

あまりなかったのではないでしょうか。


そのため、

従来の湯煎のやり方に慣れている方や

電子レンジをお持ちではない方は、


「ココアバターを溶かす工程が

湯煎で作るとなるとネックかも、、」


…と思われたかもしれません。


でも、大丈夫です。


「ココアバター」も湯煎でちゃんと溶けます。

そして、全ての工程もそこまで時間がかかりません。


それでは説明します。


【湯煎でオイルを準備する手順】

1

まず、お鍋か深さのあるフライパンに水を入れ

火にかけて水を温めていきます。(湯煎の準備)



2

飽和脂肪酸系の固まりやすいオイルを計量しボウルに入れ、

ボウルの底が[1]で温まった水に浸かるように入れます。

完全に溶けてからも少し温度が上がるまで温めます。














(これは著書内「塩の石けん」のパーム核油を湯煎にかけています。)



完全にオイルが溶けて50℃〜60℃くらいになったら

計量した「ココアバター」をボウルに投入します。


















(「ココアバター」の融点は35℃前後ですが、写真のような

塊の場合は50℃以上まで温度が上がると溶けやすいです。)



そのままオイル全体の温度をキープしながら

「ココアバター」が完全に溶けるのを待ちます。














(「ココアバター」の使用量が一番多い「塩の石けん」。

その分量で約10分以内で完全に溶けました。

「シアバター」はもっと早く溶けます。)



「ココアバター」が完全に溶けたらボウルを揚げて

タオルや布巾の上に置きます。















残りのオイルをボウルに加えていきます。

オリーブオイル、ひまし油、米油、、などですね。


この時点で湯煎したオイルが60℃くらいであれば、

残りのオイルを加えていくことで

最終的に35℃〜40℃くらいに落ち着きます。


温度が足りなければ、再度湯煎で調節します。

(比較的熱に弱い繊細なオイルや高級オイルは

温度も落ち着いた頃の一番最後に入れると尚良しです。

例えば「塩の石けん」なら私は「スイートアーモンドオイル」を最後に入れます。)



以上です。


あとは全く同じ作業になります。

苛性ソーダ水の温度も整ったら

オイルとあわせて攪拌していき、型入れです。


湯煎で作業をする場合、

使用する道具が少し増えるのと

時間でしたらオイルの準備に10~15分

プラスでかかるかな、という感じです。


「ココアバター」は確かに

扱いにくい印象があるかもしれませんが

湯煎で溶かすにしても、

そこまで問題にはなりません。


良質なバーム作りにも使われる

力強い保湿の味方です。


なので、電子レンジを使わない方も

私のワークショップや本のレシピを

ご家庭でも是非お試しください。



井出順子

★手作り石けん画像はインスタグラムにアップしています https://www.instagram.com/junkoide_/


★著書『石けんだけで肌はきれいになる』

コールドプロセス製法の手作り石けんの実用書。

最新決定版 (KKベストセラーズ刊)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4584138699/ref=s9_


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井出順子

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