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清泉女子大学 『自分を知る』特別講義を担当しました

更新日:2019年5月14日

清泉女子大学 地球市民学科

3、4年生に向けて

特別講義を担当させていただきました。


テーマは『自分を知る』。

生きることの必修事項。


暗闇を彷徨い悩みに悩んだ学生時代から、

今の私に至るまでを赤裸々に話したら・・・


珍しいものを見るかのように

「ぽかーん…( ・∇・)」としている人もちらほら。


でも、心に響く何かが確かにあったようです。


特に、私が学生時代からやっていた

「感情の書き出し」ノート術で自分の本音を探すメソッド。


このやり方を紹介してみんなでやってみたのですが

自分と向き合うヒントになったと好評でした。


<話したことの覚書>

・親や世間がいう当たり前を疑ってみよう

・外側に合わせるのではなくて、自分の答えをもつ大切さ

・ネガティブな感情も向き合って受け止めよう

・周りの大人が言ってることが必ずしも正解ではない

・自分が感じていることは間違っていない

・ノートに書くことは自分しか見ないんだから本音でいけ

・書けば書くほど自分を掴むのが上手くなっていく

・自分軸を作って周りに流されない自分になる方法

・とはいえお金の大切さ

・生き方に正解はない

・日本の中と外

・自分の人生は自分しか責任が取れない(親は代わりに生きてくれないし責任も取れない)

・落ちるところまで落ちれば、自然とまた上を向く時がくる

・社会の中での女性の立場


いま、学生の皆さんからいただいた

手書きの感想用紙を1枚ずつ読んでいます。

90分で伝えたいことが少しでも届いていた!と感動しています。


正直、大学時代のトゲトゲの私は、

今の私のような大人が前に出てきても

ブスっと斜に構えて見てたと思います。


大学生ならではの、やりようのない不安や

プレッシャーも痛いほど分かります。


大人のエゴや偏った価値観での期待を受けながら

「失敗しても迷っても止まっても大丈夫」

なんて誰かに言われても、心から思えるわけがないですよね。


でも、誰でもいつか壁にぶつかる時がきます。

そしてそれは自分を知る好機でもあり、

きれいに言えば「成長」になると信じています。

(対峙している時はぐっちゃぐちゃですけど)


後から振り返らないとわからないのが、

人生のニクいところですが。


でもだからこそ・・

年を重ね、経験を重ねることは

やっぱり素敵なことなのだと思います。


まさか、自分が学生の前で話す日が来るなんて

学生時代には微塵も思っていませんでした。


機会を作って頂いた先生方や学生の皆さんに心から感謝します。

本当にありがとうございました。


あと・・平成のはじめにアメリカから日本に帰ってきて

あれやこれや壁にぶつかってばかりで

歓迎しない経験を経ながらも

一人でもがき続けて探求を諦めなかった自分を、

たっぷりの愛情と感謝で包んであげたいと思いました。

(だから当時の私は生き抜けたのかもしれないですね。)


もうすぐその平成が終わります。

なんだか、私の人生の一つのサイクルも完了した気がします。



井出順子


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