昨年の中頃からでしょうか
インターネット上での発信から
少し距離を置いていました。
昨年2019年といえば、
伝えたいことも表現したいことも、たくさんあったのですが...
表に出すタイミングではない、という
気持ちが途中から強くなっていき
無闇に動くのをやめていました。
その感覚に素直に従って良かったと思っています。
そんな中、断捨離をするかのごとく
たくさんの決断や選択をする局面が訪れ、
生活の環境も変わっていきました。
長年所有してきた物質的なものをはじめ、
当たり前の環境や、生活の軸にしていたもの。
手放すことなど考えてもいなかった
モノコトを思い切って整理しました。
さらに、私自身の体も久しぶりに病院のお世話になり
手術をひとつ乗り越えました。
現在はもう回復しています。体って本当に凄い。
これをきっかけに、自分と体との繋がりがまた深くなった気がしています。
この目まぐるしいシフトの過程で
自分の外側も内側も半ば強引に整理ができ
気持ちの面でもスコーン、とかなり身軽になったのでした。
それは随分と「ダウンシフト」が
行われてきたからだと思います。
そして、いま強く感じていることは、
この「ダウンシフト」つまり規模の縮小や断捨離が、
多くの人にとても必要なのではないかということです。
‘小さく、コンパクトに、本当に大事なものを、必要なぶんだけ’
こう書くと後ろ向きに聞こえるしれませんが
ダウンシフトすることで、生活にも心にも余白が生まれ
自分にとって何が必要で、何が大切か、
明瞭に分かりますし 今まで必要以上に使っていた
エネルギーが節約できて
本当に「いま大事」なところに そのエネルギーを注ぐことができます。
2020年4月半ば現在
世界中がほぼロックダウン中です。
半ば強制的に全てがダウンシフトしている世の中で
たくさんのことが浮き彫りになっています。
これまで以前の世界で曖昧にしてきたことに
意識的に目を向けて仕分けをする
いい機会ではないでしょうか。
何気なく所有していたもの、
無意識に行なっていた言動や毎日のルーティンをはじめ、
人間関係やパートナーシップに至るまで全てです。
このタイミングで変わっていくことは
もう元には戻らないでしょう。
目に見えるものも、
目に見えない意識や心の部分もです。
ロックダウンが解けた後の世界は
「元に戻る」のではなく
私たちが今決めた変化の延長線上にあります。
逆に、何も変わらなかったことは
必要であれば残るし、そうでなければ
共生できずに淘汰を余儀なくされるでしょう。
とはいえ、変化は易しいものばかりではありませんね。
でも思い返してみてください。
10年前、5年前の自分と今の自分は随分変化していて
考え方や在り方も変わっていませんか?
その当時はそれはそれで良かったけど、
そこに戻りたいとは思わないのではないでしょうか。
そんな変化が、少し短いスパンで
多くの人にパンっ、と起こるようなイメージです。
なかなか人に会うことが叶わない日々ですが
私の心の中では、たくさんのお顔やお名前が浮かんでいます。
これを読んでいただいている方も、たくさん含まれていると思います。
みなさんにとって
これからの世界が心が満たされるものでありますように。
そして、いまという時間が
そこに向かうためにふさわしい橋渡しとなりますように。
井出順子
JUN先生、お久しぶりです。
いろいろな感情は割愛いたします。
お元気で良かった。
本当に良かった。
5日本をお返しできる日が来ますように。