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Mother's Day「がんばる母親」という言葉が無くなる日が来ればいい



Mother’s Day #母の日に寄せて 「がんばる母親」という言葉が無くなる日が来ればいい。


母親という在り方は いま静かにシフトしつつある。


「母親」という肩書きに しぶとく巻きついた錆びた鎖は 同じ女同士で、手を取りあって捨てていこう。


誰だって、子供を持てば「母親」になる。 でもだからって、社会が用意した「母親」という合わない制服を着なくていいんだよ。


昨日まで自分は自分でしかなかったのに、 子供がいることで、違う誰かであることを期待される。


自分がどんな犠牲を払って、どんな負担を感じているかは 家族でさえ気づいていないことがほとんどだ。


私たちは、どこかで平気を装ってしまう。 自分が我慢すれば、頑張れば、なんとかなるって折り合いをつける。


愛が故に、かもしれない。 でも、その愛に、世の中が甘え続けることで この時代や、少し先の未来を生きる、 同じ女性の首を締め続けることになるかもしれない。


自己責任論や、個々の分離、同調圧力、 互いの監視が激しい、冷たく変な世の中で


今の時代に母親になるということは 今までの、どの時代にも無かった 息苦しさがあるように思えて仕方がない。


だから、子供をもつ女性たちには 「母親」を一人で抱え込まないでほしい。


堂々と、何度でも、SOSや助けを呼んでほしい。 辛い時は辛いと吐き出して、 そんな正直な自分を褒めてあげてほしい。


それから、周りをもっと巻き込もう。 この時代に子供を持つことがどんなことなのか、 何を感じているのか、よかったら他の女性にも教えてほしい。


信頼しあおう。助けあおう。思いやりを持とう。 それぞれの好きなことや得意なことで、カバーしあおう。 女の人は得意じゃない?これこそ、これからの生き方だと思うよ。


時代の過渡期を超えるまで、もうあと少し。


子供も大事な人も愛しながら 自分の人生も自由に生きて愛せることが当たり前になる そんな未来を観じています。



井出順子



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